参加地紹介 オギィ湖 アルハンガイ地方，モンゴル

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オギィ湖

オギィ湖は北極海水源地域のハンガイ山地北側，オルホン川流域にあります(47°46'N, 102°46'E)．アルヴァイヘエルの町から 165 km北です．中栄養性の淡水湖で，2,510 haの面積があり，湖の西側には草地，川，池，湿原などから成る広大な沖積性の湿地があります．最大深度は 16ｍですが，湖の 40%は深度３ｍ未満で，50%には大形の底生植物が生育します．

ここはさまざまな種類の水鳥，特にガンカモ類にとって重要な繁殖地および渡りの中継地となっています．1977年６−７月の調査によると，オオハクチョウが２番いと25羽の非繁殖鳥，1,000羽のサカツラガン(繁殖番いを含む)に加えて次のような種が記録されています：

20 ハイイロガン 54 アカツクシガモ 60 ヒドリガモ 50 コガモ 20 シマアジ 60 ホシハジロ

40 インドガン (繁殖個体) 12 ツクシガモ 45 オカヨシガモ 60 マガモ (繁殖個体) 100 ハシビロガモ 130 ホオジロガモ

また，少数，ヨシガモ，オナガガモ，アカハシハジロ，キンクロハジロ，ミコアイサが記録されました．

2002年７〜８月の調査では，サカツラガン1,700羽以上，インドガン300羽以上，オオハクチョウ300羽以上が確認されました（新庄・澁谷 2002）．

参照

*	東アジア地域のガンカモ類の個体群の現状, 『世界の水鳥の個体群推定 第３版』（国際湿地保全連合 2002）

重要生息地ネットワーク参加団体／管理組織:

アルハンガイ地方オギィ湖管理事務所
The Administration of Ogii Nuur Sum of Arkhangai Province, Mongolia.

参加地に関するリンク:

• ラムサール条約登録地一覧（概説版）モンゴルのページ (英語), 同条約事務局．

• ラムサール湿地目録：オギィ湖 (英語)，国際湿地保全連合．

• 環境省インターネット自然研究所：オギィ湖の紹介ページ．

参加地での活動:

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「東アジア地域ガンカモ類保全行動計画」は「アジア・太平洋地域渡り性水鳥保全戦略」に基づく取組みのひとつです．「東アジア地域ガンカモ類重要生息地ネットワーク」は「行動計画」のもとにガンカモ類にとって国際的に重要な生息地の保全を効果的に進めるための国際協力プログラムです．これらの取組みは国際湿地保全連合が調整しており，ガンカモ類に関する活動を監督し補佐するための作業部会「ガンカモ類ワーキンググループ」がアジア太平洋地域渡り性水鳥保全委員会に設置されています．東アジア全域の活動の推進のためにフライウェイオフィサーがおかれ，また日本国内での活動を推進するために国内コーディネーターがおかれています． 日本国内での活動等についてのご質問・お問い合わせはガンカモ類 国内コーディネータまでお願いします．連絡先のページへ． 東アジア地域全体にかかわるご質問・お問い合わせはフライウェイオフィサーまでお願いします．連絡先のページへ．

1999年5月14日掲載, 2003年2月4日更新.