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ガンカモ類重要生息地ネットワーク支援・
鳥類学研究者グループ:JOGA
第2回自由集会

「日本のガン,カモ,ハクチョウ類の環境利用」

2000年9月17日

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 昨年5月にコスタリカにおけるラムサール条約第7回締約国会議の場で発足した東アジア地域ガンカモ類重要生息地ネットワークの国内活動を鳥学的に支援する目的の第2回目の集会である.日本国内の14ケ所のネットワーク参加サイトの活動を積極的にすすめるために,ガンカモ類の現状やその生態の魅力について,研究者が連携して体系的に明らかにする作業を行っている.
 前回はガンカモ類の個体群の現状を把握した。渡りを行うガンカモ類の場合、個体群の動態は、複数にまたがる生息地の状況に影響を受ける。したがって、個体群動態の現状を説明し,さらには今後の個体群動態を予測するには、ガンカモ類の生息地利用に関する研究をすすめていく必要がある。また,ネットワークの成立によって,生息地間の情報交換や体系的な生地管理の可能性が開けたため,早急に国内の情報の集約を行い,ネットワークの活動を支援したい.上記の観点から,今回はガンカモ類の生息地利用を取り上げ,国内研究の現状と課題を把握し,さらには,ネットワークの目的でもある長期なガンカモ類個体群の保全管理に生息地利用の研究がどのように関わっていくかについて言及することを目的とする.

 テーマ「日本のガン,カモ,ハクチョウ類の環境利用」

 企画世話人 牛山 克己,嶋田 哲郎,渡辺 朝一
       (ガンカモ類重要生息地ネットワーク支援・鳥類学研究者グループ(JOGA))

 日時 2000年9月17日(日)16:00-18:30
    北海道大学法学部講堂1階 C会場(札幌市北区北8西8)
    (15-17日に開かれる日本鳥学会2000年大会の中の自由集会として開催)

  1. ガンカモ類ネット支援鳥学グループ(JOGA)の説明 須川 恒  JOGA設立趣意書

  2. 企画説明およびレビュー
     日本国内におけるガンカモ類の資源利用研究 嶋田 哲郎  要旨

  3. 事例紹介

    1. 浅水域生態系に果たす潜水鴨(ハジロ属)の役割と資源分割 岡 奈理子  要旨
      コメント:加賀市片野鴨池に飛来するカモ類の減少を抑制するための試み〜1997-1999〜 山本 浩伸ほか  要旨

    2. マガンの採食地利用と農業被害問題:北海道宮島沼における小麦食害問題と代替採食地による防除 牛山 克己  要旨

    3. 餌内容調査からみるコハクチョウの生態:越後平野の水田と関東平野の池沼における観察例 渡辺 朝一  要旨

  4. 課題整理

  5. 今後の展望 宮林 泰彦

この集会は,日本鳥学会2000年度大会(2000/09/15-17,北海道大学)の中の自由集会として催されました.


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「東アジア地域ガンカモ類重要生息地ネットワーク」は
国際湿地保全連合のロゴマーク (7KB)
国際湿地保全連合が
「アジア・太平洋地域渡り性水鳥保全戦略」に基づいて
提唱している国際協力プログラムです.

国際湿地保全連合日本委員会 ガンカモ類フライウェイオフィサー 宮林 泰彦, 989-5502 宮城県 栗原郡 若柳町 字川南南町16 雁を保護する会 TEL&FAX 0228-32-2592 / E-mail: yym@mub.biglobe.ne.jp.

このページは「東アジア地域ガンカモ類重要生息地ネットワーク」公式ホームページ(http://www.jawgp.org/anet/)の一部です. 2000年9月10日掲載, 12月17日更新.